※今回の軽微なバグと言っているのは「表記ゆれ」、「デザインゆれ」、「ソートの指定間違い」などを想定しています。
この中からキャップの開いたボールペンをさがしてください
1の場合
2の場合
・・・2の方が圧倒的に見つかりやすいですよね?
テストではこのような特定のエリアから おかしなところ を探すことをします。 その際に、予めそのエリアに規則性がすでにあったり、見やすいと違和感があるものを探しやすいです。
逆に、その周りで同じような名前が何度もあったり、並びが統一されていなかったりすると、そちらに気が行ってしまいなかなか重大なバグも探しづらくなってしまいます。
また、きちんと整列していることで新たな発見(ボールペンの種類や色の関連性など)があり、そこから新しいバグや改善案を提示しやすくなります。
軽微なバグを潰す利点
- 操作性があがることにより、他のバグを効率的に探せるようになる
- 軽微なので基本的には修正も難しくないことが多い(修正箇所が多い可能性はありますが・・・)
- バグチケットが増えなくなる
- バグチケットが減らせる
- さらに別の関連性を見つけることができ、新しいバグや発見がある
- システムや思考の整理になる
余談ですが・・・
社内で最速でチケットを返すエンジニアがいます。 その速さは朝あげたチケットが午後には全部返ってきてる、すごい時は1つ前のチケットが、次のチケットを書いている間に返ることもあります。キャッチボールというより、トスバッティングくらいの速さです。
入社から5年んほぼこの座は変わっていません。
当然ながら、私がテストしている間に、データ移行の準備、サーバーの準備、他の案件の打ち合わせ・・・仕事が詰まっている状況で優先度がありますので、必ず誰でもできるわけではないと認識しています。
ただ、5年続けるにはそれなりの秘訣があるのだろうな。と思っています。
おわりに
私自身、軽微なバグの対応は後回しでもしょうがないなと思っていたのですが、それがテストスピードやバグ発見の糸口になると最近気づきました。
軽微だから後でいいや。と優先度を下げることも大事な判断だと思いますが、タイミングがあうのであれば先に対応することでテストがもっとスムーズになるかもしれません。