テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

受託開発テスターと受託リモートワークテスターとWebサービステスターは何が違ったのか

qiita.com 5日目です。

前日は

qiita.com

でした。 UML かけないマンなので、こうして上手にかけるようになるとお仕事もより早くできてよいですね。

メリークリスマス🎄(はやい)

今年1年で、3つの種類の会社に所属してテストをおこない、 なんとなく3社3様違いがあるなぁと思ったので、そのことをエントリーすることにしました。

なお、会社をDisるエントリーではありません。どの会社もよい会社だと思います。

3社とも自社開発の開発会社で、私は正社員(試用期間あり)として働きました。

1社目:受託開発&自社サービステスター

会社の特色・わたしの働き方

10年勤めた会社です。私がテストのことをあれこれ考えたり勉強しはじめたのも
この会社にいた時期からになりますし、わたしの基礎はすべてこの会社でできたものです。

100%自社開発の会社です。その中でテストだけをお仕事にしていたのは私一人でした。
そのため、テストに関するスケジュールも実行も私の責務でおこなっていました。

テストをやっていた特徴

 担当プロジェクトメンバーで把握できる規模の仕事が多く、外部との影響範囲があまりなかったです。(ビジネス要因は含まない)
またプロジェクトメンバーも数名で構成されるため、誰かしら知っている人に聞ける環境にありました。
そのため、何かがわからない という状態もなく、開発に関して「見えない待ち時間」はあまりなかったと思います。

テストを一人で完結していたため、テスト業務において人の調整をすることがありませんでした。
スケジュールも自分の予定と調整するため、あまり意図しない無駄な時間もなかったと思います。

さらに受託するお仕事でしたが、テストの責務やドキュメントや結果(レポートやエビデンス)を残すことも強制されなかったため
アグレッシブにテストすることに多くの時間をかけることができました。(オール探索的テストリナ風。は、そのおかげでできました)
通常は、お客様に「何をテストしたか」を証明することにも時間を取られると思うのですが
その時間をテスト実行や、システムの改善活動に使えたのはしあわせでした。

これらのことを続けることにより、複数案件を一人で回す(社内システムも入れると週9案件とかあった)ことが可能でした。
またテストをすることに時間をかけていたので、よりお客様やエンジニアにとってよりよい価値を出すための
考え方が培われたのかなと思います(できていたかどうかはさておき・・・)

エンジニアとの関わり方

テスト環境や、コードを追いかけるデバッグはエンジニアにお願いしていました。
ある程度の予測(バックエンドかフロントかDBか程度)は私の方でも出していましたが、あくまでもブラックボックスで見える程度でしかやっていませんでした。
基本的にissue ベースでチケットをガンガン切る、ないしはslack で質問することが多く、直接話すことももちろんありましたが、色々効率的でした。

2社目:受託リモートワークテスター

会社の特色・わたしの働き方

2社目も自社開発の会社でした。こちらの会社も受託と自社サービスの2軸構成でしたが、
わたしは受託開発のテストと、チーフとしての活動をしていました(今回は後者の話はとくにありません)

ここでは2名のQAエンジニア(テスター)と働いていました。
最大の特徴は、3名ともフルリモートで働く点だったと思います。

テストをやっていた特徴

事前のテスト設計(といっても、テストケースを作成することが主でしたが・・・)と エビデンスを残しながらのテスト実行。 探索的テストは基本的にしない(そのためのテスト工数はとっていない)ようにしていました。

しかしながら、プロジェクトによってモブテストをしてみたり レビューをしたりなどやり方は色々と模索していました。

ロールによる責務はわりとはっきりわけていたので、リモートワークでもやりやすい環境になっていたのだと思います。

エンジニアとの関わり方

テスト環境は、こちらもエンジニアに用意していただいていました。
やりとりはissue ベースで、他にもアトラシアン製品を使ったりしていました。
リモートですので、話したいときはzoomを使っていました。
画面共有の説明ができるので、席に行くより便利なときもありました。

Webサービステスター

会社の特色・わたしの働き方

現在の会社です。CtoCのサービスを作っている会社です。 わたしは、地域開発拠点の立ち上げメンバーとして働いています。

とにかくスピードが早く情報量が桁違いに多いことにびっくりしました。 地域拠点なので、それらの情報をリモートで把握する必要があります。

テストをやっている特徴

以前までと規模がかなり大きくなりましたが、各プロジェクトにアサインされるので
実際は今までとプロジェクトメンバーの人数は大差なかったです。

ただし、一つのプロダクトに対し、
同時に複数プロジェクトが同じプロダクトに変更を加えるので
とにかく影響範囲がどれだけあるのか自分たちだけでは把握しきれなかったりします。

ですので、各ロール(QAエンジニアしかり、バックエンドエンジニアしかり・・・)で協力して
いろんな情報を常に共有してプロジェクトを遂行させないといけなかったりします。

テストの話では、変更内容をソースコードから把握して、影響範囲を見ることもあります。
ソースコードを読まない場合でも、データ構造の変更内容や、リリース順序や時期など
さまざまな情報を正確に理解し、テストの実行順序や手順を自分で判断し実施しなければなりません。
*1

なんというか、毎日が必死です。楽しいです。

結局、受託開発テスターと受託リモートワークテスターとWebサービステスターは何が違ったのか

情報量とそのスピード、自分が処理できる仕事の理解と量かな。と思います。

わたしの場合、いずれの仕事でも 部下や後輩(仕事を教えなければいけない)がいなかったため
自分の仕事量はおそらくどこでもいっしょだったと思います。
(テストの得意・不得意は多少あったけど)

自分が抱えられる仕事の量とスピード、難易度によって リモートができたり、できなかったり(というより一人でやれるか集まってやりたいか) 変わるのだろうなと思いました。
仕事のおもしろさはそれぞれにありますが、どれも能動的に動く必要があります。

あしたは東京にいます

明日12月6日は、東京に移動して 夜おしゃべりをします。

webqa.connpass.com

参加されるみなさま、どうぞよろしくお願いします。

*1:もちろん他のメンバーにレビューしてもらったり、自分だけで完結するわけではないです