テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

ブラウザ上でテスト仕様書を作ってみよう-Chibineko操作レポート-

テスト会社のSHIFT社が作っている'Chibineko'というサービスがOSS化されました。
さっそくエンジニアに私のMBPに入れていただきましたので操作レポートです。

Chibinekoってなぁに?

タイトルのとおり、テスト仕様書をブラウザ上で作って管理するシステムです。
 第三者検証会社のテスト仕様書(テスト操作手順書)にしては物足りないと思いますが、私が普段作成しているようなテストチャーターに近いテスト仕様書や、ミニマムなテスト、ざっくりしたテストチェックリストを作りたい人にはお手軽でよいです。

 昨年無料サービスとしてオープンしていましたが、テスト仕様書を外のサービスに登録するのを躊躇っていたのでOSS化は非常に嬉しいです。

できること

テストケースをマークダウンで書くことができる

大きな特徴の1つ。テストケースをマークダウン方式で書くことができます。 f:id:underscore42rina:20160406130220p:plain

ワンクリックでテスト結果を登録できるUI

ここも大きな特徴です。テストのOK/NGがいたってシンプルに作られています。 f:id:underscore42rina:20160406130303p:plain

チームが作れる

チームを作ることができます。

進捗管理がみやすい

フッターのインジケーターのような表示とヘッダーの数での表示で進捗状況がすぐにわかります。 f:id:underscore42rina:20160406130351p:plain

テストのコピーや出力も簡単

CSV出力機能やテストの複製メニューが用意してありますので、簡単に操作できます。
マークダウンなので、そもそも作りなおしてもコピーは簡単にできると思います。 f:id:underscore42rina:20160406130325p:plain

プロジェクトが作れる

チーム内でのプロジェクトを作ることも可能です。

使えそうなシーン

  • ちょっとした自己チェックに
  • かなりシンプルな人力テストなど複数テスターで同時にテストをしたい時

難しそうなところやデメリット

事前条件が多いようなテストケースの場合、読んでもわかりにくい。書き方を工夫しないと。

再テストをした日などがわからない。(知る必要ないかもしれない、メモで何とか工夫する)

今後期待していること

OSSなので自分たちで作ればいいじゃん、ということかもしれませんが。。。

  • テストコードへの相互変換が簡単にできるといいなぁ
  • GithubRedmineへの連携ができないかなぁ
  • SlackにWebhookかけられたらいいなぁ