※本文にはほとんどふれていないエントリーです。
ソフトウェアテスト徹底指南書 〜開発の高品質と高スピードを両立させる実践アプローチ gihyo.jp
という本が今年発売されました。
全43章というのに周囲がどよめいたとんでもない本です。
なんとか全部読み終わった(と言えないので、ページを全部めくったの方が近いと思う)ので、感想エントリー
一言でいうと、著者の井芹洋輝さん(私はいつも いせりんと呼んでいるので以降いせりんで)は国宝な本を出しちゃったな。って感想。
いせりんは、尊敬するソフトウェアテスト技術者の一人で、彼の素晴らしさは、圧倒的な知識量と探究心と守備範囲の広さ、そして丁寧で誠実、誰に対しても礼儀正しく接する人とずっと思っています。知り合って10年以上経つけどずっと変わらなくて本当にすごい。
彼の集大成と言える本なんだろうなというのが本の節々から感じ取れます。まじでとんでもない。
国宝の吉沢亮に似たとんでもねぇなっていう感覚に近いくらいとんでもない。
なので、本を買う時点で、これは理解するのは到底時間がかかると心してかかっています。
個人的に感じたこの本のおすすめポイント
まずは第一章これだけは何があってもまず読んでくれ
初回にして最高潮という感想。衝撃だった。著者が技術者としての経験と知識を本気で書籍にしないとと思った背景も含めて書かれているんだろうと感じた。 この章はQAが欲しいとか、いいQAエンジニアがわからなくて困っている経営層やビジネス層にも読んで欲しい。当然全部読んでもらいたいけど、ここでQAが欲しいとかいいQAとはに対する、とんでもないズレは発生しなくなるんじゃないかと期待できる。
次からの章の読み方 わたしの場合
読書なら好きに読んでくれ。ではあるけど、第一章を読んだ感想として、構成もすごい考えているんだろうなーと思っている。 なぜなら、私が書くとしたら、JSTQBとかの構成に沿って書いていくと思うから。そうなっていないところにも著者の経験と知識からくる考えがうかがえる(と思っている)。なので、わたしはざっと最初から読んでいった。
この本は、日本における昨今のソフトウェアテストについてのあらゆる技術が書いてあって、その中には商業誌になっていない技術も含まれている。そのため、そこから読みたいとかもあると思うので、結局のところ自由に読んでいいと思う。
できれば紙と電子両方持っていたい
私は紙の方で買った(正確には会社で買ってもらった)のだけど、私は紙じゃなかったら全ページ進めきれなかったかもしれない。年齢と慣れの問題もあるかもだけど。なのでちゃんと読みたい人は紙の方がいいと思う。 そして電子書籍。持ち歩きたい人はもちろんなんだけど、個人的には技評社さんから出ているEPUB/PDFセットを個人購入してNotebookLMに食わせる。これによりいつでも相談相手が手に入ることを期待している。著作権侵害にならないように個人利用にすることが大事。
なんらかの相談の一投目として使えるのはとてもいいんじゃないかなー。 いろんな本だと同じ言葉でも言っていることが違ったりして振り回されてしまうので、ぶれがなくなるのはとてもよい。
ということで、この本はいいぞ!すごいぞ!