テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

九州ソフトウェアテスト勉強会の勉強会vol.29 「QA入門」にいってきたよ

九州ソフトウェアテスト勉強会の勉強会vol.29 「QA入門」

資料

http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tokyo/pdf/D4-1.pdf http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tokyo/pdf/D4-2.pdf

品質とはなにか

f:id:underscore42rina:20190611171319p:plain

まず、品質とは何かということを2人の偉人を例に紹介していただきました。
一人目はクロスビーさんです。
クロスビーさんは、品質は要求への適合である。といっています。これは、要求には明示されたものだけではなく、暗黙的な要求も含み、そこまで適合させることということでした。
では、暗黙的な要求とは何かというと、それは明示していない常識(例えばWebであれば、ブラウザはIEChromeFirefoxは使えて当然だよね。みたいな)であったり、守られるべき法律であったりというようなことです。(業務的な常識も含まれます)

二人目はワインバーグさんです。
ワインバーグさんは、クロスビーさんの提言も疑問にします。「要求は常に正しいの?」ということです。
要求そのものは、常に変化することもあり、そうすると要求に着目するのではなく、受け取る人にとっての価値を提供することが大事である。と提言したということでした。

私は前職のときに、会社における品質について提言するというミッションを持ったことがあり
そのときにめちゃくちゃ品質ってなんだっけ?なんだよ。と思っていたのですが
当時出した結論はそんなに遠くなかったのかな(ちょっと話膨らませすぎてふんわりしたけど)と思いました。

また、さらに前々職で暗黙的に意識していたこともあったので、
ちょっとだけ、わたし、えらいなって思いました。

品質保証ができている状態とはなにか

f:id:underscore42rina:20190611171354p:plain

次に、品質保証ができている状態はどういう状態なのか。についての説明がありました。
XX社の商品はXXである(よい印象)ということが成り立っているような状態のことを指すということです。
それは、その商品やサービス(または会社)が信用されていたり、信頼されていたり、期待されている状態であるといえます。

また、別の例として、無人販売地産地消のような)の説明がありました。
ここでは、おそらく返品などの保証というものはおこなってなく、販売者やその土地でとれたという「信頼」で商売が成り立っている。
一方、ネット販売のようなマーケットの場合、返品保証や何らかの補償があるから成り立つのではないかと説明されていました。

私としては、金額によっても変わりそう(高額であれば補償のないものは買わないし、安いものであれば返品しないので)と思いました。
(この後で、この話について質問する機会があったのですが、酔っ払って忘れてしまいました。思い出したら書きます。
でも腹落ちはしてなかったと思う)

ワーク

次にワークを行いました。
ワークでは、資料にあるように、自分の会社の商品やサービスの価値を書くというものです。

(わたし、ごめんなさい。「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」と書きたかったのに、文言がでてきませんでした。精進します)

ここで、スラスラと書けた人は、自分が携わっているサービスや商品に自信を持っていることがわかるというような説明がありました。

(メモはスラスラと書けたよ。ただ、「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」がでてこなかっただけで)

品質管理って何だろう

f:id:underscore42rina:20190611171441p:plain

次は、品質保証と似た言葉の「品質管理ってなんだろう」という説明がありました。
品質管理は、何らかの指標や数字である程度予測できること」ということでした。

また、TQC(Total Quality Control)からTQM(Total Quality Management)に変わっていて
ControlもManagementも日本語では「管理」と訳されてしまうけどManagementに変わっている。

品質保証活動のポイント

f:id:underscore42rina:20190611171739j:plain

ここでは品質保証活動におけるポイントを3つ教えていただきました。

1. お客さま目線

マーケット・インでは、お客さまが何を欲しているかを重視し、ヒアリングなどをおこなったりします。

2. 組織的活動

ここでは、商品品質、業務品質、企業品質の話がありました。
昔は「安全第一」でしたが、今はそれが当たり前の時代になり、「品質第一」となっています。
そのときに、組織的活動として、この3つの品質を上げる必要があります。

3. 品質技術を活用すること

ここでは「テストも品質をあげる」という話をされていました。
レビューやテストで問題を出す→修正するという活動をもって品質はあがるということでした。
ただし、「検査」では品質はあがらない。と説明がありました。

品質特性

f:id:underscore42rina:20190611171829p:plain

最後に品質特性の話がありました。

品質特性はたくさんの特性がありますが、なぜたくさん必要かというと
品質は一つの軸ではかれないから必要なんだそうです。
また、特性とは数値化できることを言います。

感想

品質についてめちゃくちゃ悩んでた時期があるので(今もある)すごくよかったです。
一年前に聴きたかった。
そして、この勉強会の数日後にお食事に行く機会があって、めっちゃ質問したのに
酔って内容をかなり忘れてしまった。日本酒こわい。