テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

非エンジニアの人に伝える「だからシステムを作るのは面白い」と、そこからの「テスターとしてのお仕事」

ランチでのこと。 バックオフィス(という言い方が最近流行っているみたい)の方に「モノづくりをする人は作るのが楽しいッて言うけど、それはどういう気持なの?イメージが沸かなくって」 というような話になった。

仕事として楽しいということ

割りとエンジニアとかって「作るのが楽しい」は基本マインドだったので
目から鱗というか、ハッとした。

会社とか社員が楽しいというより、作ってることが楽しかったりすると思う。
それを非エンジニアとか非ITとか非モノヅクリの人にどのように説明するのがいいのだろうか。

積み木にたとえてみた

即興で考えたにしては、上出来だと自負したのだけど
きっと何かを作るのが楽しいの感覚は
「積み木でお城を作る」
とかに近いのだと思う。

実際は、それを最初に発注するお客さまがいたり
その作り方や積み木を提供することでよろこぶユーザーさまがいたり
納期があったり
色々あるのだけど。

とってもシンプルなことは、こんな感じではないかな。

エンジニアにとっての個々のこだわり

ここで「エンジニアによっても全員楽しみ方って違うよね」という話がでた。

それも同じように積み木で例えてみた。

ある人は、同じ色でつくり上げることを楽しいと感じるかもしれないし
ある人は、少し組み替えることで、新しい形を簡単に作れることを発見するのが楽しいと感じるかもしれない
単に「城」を作るだけが楽しいと思うかもしれないし
いかに速くつくるかが楽しい人もいるかもしれないし
もしかしたら「積み木以外のもの」をあわせることで新しいお城を作るのが楽しい人もいるかもしれない

どう売れるかとか
どうお客さまの要求に応えるか
どうコストをかけないか

これらの視点もはいるけど、もともとの楽しいは上記のような感じなのかなーと想像した。

同じようにテスターの楽しさを考えてみた

それでは、私がテストする上で楽しいこと。

前にワタシ的テスターのお仕事の資料を作った
この辺で発表した資料

www.slideshare.net

今回のものを例にすると、やっぱり同じように例えられるなぁと思った。 (おにぎり試食人じゃ、想像力欠如しそうだし、無理があったのかもしれないw)

基本的には「壊すこと」がお仕事なのかもしれないけど、 どちらかというと、ただ乱暴にぶっ壊すわけではなくて、 同じ色が揃っているのに、違う色にあえて変えてみたらどうなるんだろう?とか
この三角の積み木の部分を四角のに変えてみたらどうなるんだろう?とか
トンネル作ってるから、列車を突っ込んでみたらどうなるんだろう?とか
違う素材のものをさらにあててみたらどうなるんだろう?とか

そういう興味でやっているのかもしれないなぁと。

それで、「ここ、こうやると崩れちゃうよねー」とか話しながら 「じゃ、こうしようよ!」って提案したり話したりするのが楽しいのかもしれない。

そういう意味では、一人遊びよりも
実際に作った人とやるから更に楽しいよね。

と思うのが私がテスターとして楽しいと思うところなのかもしれない。

一緒にお城ができあがる過程が好きなんだと思う。