テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

広島でふつうのソフトウェアテストの勉強会を準備期間5日で勝手に開いた話

www.adventar.org

ふつうの広島9日目の投稿です。 前日は ふつう=ユニバーサルでアクセシブル | nishimotzの日記 でした。

九州生まれ九州育ちの私が広島のふつうの勉強会をしてみたお話を書いてみようかな。と思いエントリーしました。

※タイトルですが、本当は思い立ってから開催までは1ヶ月。思い立ってATND建てたまでが5日間

2015年11月15日(日)広島市ソフトウェアテストの勉強会をしてきました。

当日の様子: http://togetter.com/li/900636

なぜ5日で準備をしたか

  • 思い立って、つぶやいたら、運営メンバーがすぐ集まった
  • 思い立ったのが10月中旬で、紅葉の時期に広島に行きたい!(11月~12月上旬までにしたい)
  • 運営メンバーの都合がよい日がこの日だった(開催日決定)
  • 宿と会場をおさえろ!  →で結局5日間でひとまずの準備ができちゃった

5日間でやったこと

  • FBグループメッセージ作成(運営用)
  • 勉強会会場の調査
  • 宿の確保(最大8名まで泊まれるように)
  • 広島の勉強会コミュニティの調査
  • ATND作成
  • 勉強会カレンダーの存在確認→掲載のお願い
  • SNSでの開催情報確認

なぜ広島

今回、運営メンバーに広島在住の方はいませんでしたし、そもそも「広島でテストの勉強会を!」という声が聞こえてきたわけでもありませんでした。

主な理由

  • 関西のコミュニティの@NoriyukiMizunoと、合同で何かするときに「広島くらいは中間地点だよね」って話を以前してた
  • 中国地方がテストコミュニティ未開拓な土地(テストコミュニティ界隈でやっている人を聞いてなかった)
  • SeleniumのSlackコミュニティの運営者@oh_rusty_nailが地方在住でオフラインの勉強会ができない><とお嘆きになっていた
  • クックパッドのテストエンジニア@Kazu_cocoaが中国地方出身と知っていたのであわよくば何か一緒にできないかなーと思っていたところ、TLでそういう話になった

開催するにあたって気を付けたこと

  • 楽にやる
  • 旅行いったついでに勉強会やるよー。くらいの感じ(実際そうだった)

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ボケてるけど、厳島神社のライトアップがどうしても見たかったんです。 最高にステキでした。

運営

  • 負荷にならないようにする
  • ネタは全員持っている、すでに登壇ネタを作っている人はそのまま使ってOK

お金的な話

  • 遠方メンバーは前日に勝手に観光しているので「旅行にきた」という自費でバランスがとれたかなと
  • 私個人は子連れ旅行(家計上で「家族旅行費」の科目)にすることで、家庭調和をはかった
  • 今回の会場は和室4時間で2000円弱とかなり安いところをさがせた(全員にカンパしてもらって賄えた)

勉強会の内容

www.slideshare.net

www.slideshare.net

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ここからかいつまんでのお話だった・・・かな

もう一つ、全国のテストイベント(勉強会やシンポジウム)に行った話というのもありました。

うーん、濃い・・・

やったことによる効果

帰りの時間もあった中、4時間の勉強会+お好み焼き屋の打ち上げまでほぼ全員に参加してもらって楽しかったです。 Twitterを見る限り、満足度も高かったと思います。

参加者

  • 13人(東京、関西、鳥取、福岡、広島)参加
  • 広島の勉強会コミュニティーの中の人たちがこぞってきてくれた
  • 登壇側も参加者側も濃いメンツだったので濃い時間がすごせた
  • 各地方のコミュニティ事情の話などを知れるのはおもしろい

運営

  • 運営メンバーが各地で勉強会開催していたり登壇したりなどのノウハウを持っているメンバーだったので、私が動くことが少なくて非常に楽だった(会場は他のメンバーがしてくれたので当日他に注力できた)
  • 会場にしろ発表にしろ、何かしらフォローしてくれる知見のある人たちがいるのはとても頼りになるし、お互い楽でハッピーだった
  • Togetterを参加者の方が作ってくれた!早い!広島すごい!

横のつながりが増える

参加者にしろ、運営にしろ、横のつながりが確実に増えました。(運営メンバーもはじめましてがいる)

これが次につながるし、話のネタになったり、何かのイベントにつながったりするし、アンテナを張りやすくするという効果もあると思います。

子どもへの効果

  • 親がやっている内容を見せるというのも大事かなと。
  • 空きの時間で厳島神社に行ったり、平和公園で原爆についての話をしたりと広島ならではの話もできた
  • 着替え以外の荷物は自分で持たせることができた
  • いっぱい歩いた
  • 娘の感想「楽しかったかは微妙だけど、行ってよかった」とのこと。

揚げもみじまんじゅうが美味しすぎて、子どもと二人で全種類制覇してしまった f:id:underscore42rina:20151207123847j:plain (ついでにいうと、その後クックパッド見て、揚げもみじまんじゅう自宅で作ってしまったくらいに美味しかった)

荷物を減らす

  • 娘と二人、公共交通機関を使ったのでバックパックで移動した
  • やろうと思えば荷物は減らせるのね

おわりに

 今回はたまたま運営メンバーが揃ったり、参加者もコミュニティ中枢にいるような方たちばかりだったのでラッキーが重なったところもありますが、開催して本当によかったです。

 広島最高。また行きたい、広島。

 知らない土地でノリと勢いで勉強会するのもいいですね。ノリのよい広島のみなさま、ありがとうございました。

軽微なバグ?だからこそ早く直そう!

※今回の軽微なバグと言っているのは「表記ゆれ」、「デザインゆれ」、「ソートの指定間違い」などを想定しています。

この中からキャップの開いたボールペンをさがしてください

1の場合

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2の場合

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・・・2の方が圧倒的に見つかりやすいですよね? f:id:underscore42rina:20151119123810p:plain

テストではこのような特定のエリアから おかしなところ を探すことをします。 その際に、予めそのエリアに規則性がすでにあったり、見やすいと違和感があるものを探しやすいです。

逆に、その周りで同じような名前が何度もあったり、並びが統一されていなかったりすると、そちらに気が行ってしまいなかなか重大なバグも探しづらくなってしまいます。

また、きちんと整列していることで新たな発見(ボールペンの種類や色の関連性など)があり、そこから新しいバグや改善案を提示しやすくなります。

軽微なバグを潰す利点

  • 操作性があがることにより、他のバグを効率的に探せるようになる
  • 軽微なので基本的には修正も難しくないことが多い(修正箇所が多い可能性はありますが・・・)
  • バグチケットが増えなくなる
  • バグチケットが減らせる
  • さらに別の関連性を見つけることができ、新しいバグや発見がある
  • システムや思考の整理になる

余談ですが・・・

社内で最速でチケットを返すエンジニアがいます。 その速さは朝あげたチケットが午後には全部返ってきてる、すごい時は1つ前のチケットが、次のチケットを書いている間に返ることもあります。キャッチボールというより、トスバッティングくらいの速さです。

入社から5年んほぼこの座は変わっていません。

当然ながら、私がテストしている間に、データ移行の準備、サーバーの準備、他の案件の打ち合わせ・・・仕事が詰まっている状況で優先度がありますので、必ず誰でもできるわけではないと認識しています。

ただ、5年続けるにはそれなりの秘訣があるのだろうな。と思っています。

おわりに

 私自身、軽微なバグの対応は後回しでもしょうがないなと思っていたのですが、それがテストスピードやバグ発見の糸口になると最近気づきました。

 軽微だから後でいいや。と優先度を下げることも大事な判断だと思いますが、タイミングがあうのであれば先に対応することでテストがもっとスムーズになるかもしれません。

オレオレテストアーキテクト(超妄想編)

おお、なんかすっごい偉そう。

 

もう、あれね、ただ「アーキテクト」って使ってみたかったです。すみません。の世界ね。

 

私がいる会社はテスター。。テスト専任者が私一人なもんで、

すっごくざっくりいうと 好きにしちゃっていい環境なんです。たぶん。

 

で、どうもこの地域の私が知っている限りのシステム会社は

まだまだテスト自動化も進んでないし

テストコードも書いててもユニットレベルだし。と

発展途上な気がしています。

 

気がしているだけです。

 

私が知ってることなんて、ほんの一部ですし

そもそも、テストコードについての知見がなさすぎます。

どこまでカバーしてんの?って分かっていませんし

テストコード書いてる方も、何がカバーできているか分かっていないと思います。

と書くと失礼ですね。。

 

えっと、憶測ですが、Unitレベルで、ホワイトボックスでGreenになった。とかではないかな。と思っています。

それは境界値テストなの?テストのパターンどのくらいしているの?

コードチェック?静的テストてこと?

 

・・・うーん、ちっとも分かりませんし、お互いにわかりあえそうにありません。

 

このへんの「テストに関する認識の違い」を正しくお伝えできるように

そして、どこまでテストコードを書くかとか、今回はこういう構成でテストしようとかを

計画立てられるようになればいいな。

 

と、最近感じています。

 

あと、せっかく数千にもなるバグチケットの活用。

資産を活かさないと勿体無いですよね。

唯一の私の資産なので。

 

頭のわっるい文章なので ちっとも理解できていないことが浮き彫りになりますね。

1年でどのくらい変わるかな。

 

‘‘‘

から現在。一年半経過。

なんか、色々(主に考え方)とか関係性はかわってきた。

* バグチケットは相変わらず活用はできていない

 興味の対象がそれてきているので、また興味が戻ったら考える

* テストコードについて、このブログを書き始めたときはUnitレベルだと書いたのだけど、現在はUnit以外も書いてるときもあることがわかった。

 そしてエンジニア自身も全部テストコード書かなくてもいいんだ。とか、ここに関してだけはテストコード書かないと辛いよね。というような話を急激にできるようになった。(権限による制御とかの、実装もシンプル、動作もメニューが見える/見えないとかのシンプルなものの割に、人的ミスでバグが出やすいもの。さらに再起テストが全項目必須になって心が萎えるもの)とかはぜーったいテストコード入れておいた方がいいよ。とかの話ができるようになってとても嬉しいし楽しい。

 さらには「全数テストすべきかどうか」というような話もできるようになりました。

私もテストコードがどういうものか、ほんっとにさらっとだけ勉強して(Selenium Webdriver, RSpec, Turnipなど)何となくお互いが歩み寄りやすくなったこととか、それなりに説明し理解しやすくなったことが成果として出てきているんだな。と思います。

自分でもテストコード書けるとなおよし、ですが、Turnipとかの日本語で書ける内容でのレビューができることが次の1年くらいでできるといいなーと思います。

ビリギャルにならう

 

素直だったこと

ノリと勢いが常に大事

 周りに「イイネ」と言ってくれる大人や仲間がいること

 

地域貢献ってなんだろう

「地域に貢献しているね」ってお褒めに預かる機会があったのだけど

ぶっちゃけ、貢献しようとかだいそれたことを思っているわけではない。

 

ずっとソフトウェアテストについて一緒に考えたり勉強したり、情報交換したかったのに周りにいなくって

だからもうこの地域には存在しないんじゃないかと思ったりして

最終的に今わたしが運営とか開催する流れになっちゃった・・・

 

という話。

 

なので、地域に貢献するために何かしたわけではなくて

自分に必要だったから 作るしかなかっただけなのだけど。

 

もちろん、「ないならつくろう」って 全てが簡単なわけじゃないし

今のこの環境だからこそ出来た(というより、スムーズにできてる)ことが殆どだけど

今の自分ができる範囲からちっちゃいことを始めるって大事だよなぁと思う。

 

「あぁ、これなら私でも出来そう」な範囲をはじめる。ってことか。

 

・自分のブログをはじめてみる

とか(完全に自分だけで完結できる)

Facebookグループを作ってみる

とか(参加者に登録してもらわないといけないけど、作るだけなら登録すれば出来るわけで)

 

で、今が

・オフラインの勉強会をしてみる

の段階。

 

・・・で、肝心のテストの勉強はできているのかは聞かないでください(´・ω・`)ショボーン

 

‘‘‘

で、今。

オフラインの勉強会は不定期ながらも続けることができている。

マリーアントワネットよろしく「勉強会ないなら、作ってしまえばいいじゃない」は嘘じゃなかった。

続かなかったとしたら、次に新しいものを作ればいいし、もしかしたらそれは私じゃない別の誰かが作ればいいんだと思う

去年から縁あって、仲良くさせていただいている偉いオサーン*1がどうやらこれまた偉いオサーン(私の地元出身)と飲んでたらしくTwitterでやりとりをした。

地元弁のやりとりでそのオサーン達に受けたらしく電話することになった。

 

てかね、オサーンといっても、偉いオサーンなので、電話になると敬語なわけですよ。

うん。電話出たけど、方言でないっすよ。

 

今度こっちに来るから、講演聴きにおいでよーって誘っていただいた。

どうやらUXの研究をしているオサンらしい。

 

丁度同僚にUXとテストを絡めた活動したいなー

って言ってた矢先だったので、まさに棚ぼただった。

 

後日その方の経歴を拝見したら教授で((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルした。

うん。偉いであろうことは分かってはいたけどね。

 

ご縁は大事。

一期一会も大事にしようと思って今日も過ごします。

 

*1:オサーンとTwitterのやりとり上書いていますがもちろん超尊敬するステキな方なのです

ドッペルゲンガーを見つけた話

 これも一昨年のはなし。

 


 

仲間を見つけた

いや、違う、ドッペルゲンガー

いや、ちがう。

 

とにかく、同じような境遇のテストの人を見つけた。

 

私と話した感想が

 

まさか自分の日頃考えていることや抱えている悩みを

「~でしょ」って言い当てられた時は、どこの占い師かと思いました(笑)。

 

というくらい、一緒でした。

 

彼女はプログラマだったことがあるので

何となくの知識はあって

何となく動かしたらバグが出て

「まぁ、こんなパターンのデータ作ればいっか」でテストして

何となくOKて出荷したやつも そんなに重大なバグが出ることもないので

現状うまくいってる気がする。

 

だから、

・体系化して

とか

・今までITの知識なかった人にも教えてあげて(テストオペレータの教育)

とか言われるけど、出来ない。

 ↓

チェックリストのような仕様書作るけど、それじゃ自分が出してるようなバグが出せないし彼らでは気づいてもらえない。

 ↓

じゃー、気づいた所全部洗い出せば体系化できる?

(そんな工数ねぇよ。動かしてたらバグが出るテストケース思いつくんだし)

  

つまり、こんな感じ。

 

そもそも、自分がテスト専属でやっているけど、

正しくテスト出来ているのかも実はよく分かってないし自信もないし

実際はお客様に不満のないレベルのものはできているようなので良さそうだし

でも、プロジェクトが増えてきたら 一人では限界がある。

 

どうしていいかわからない。

  

昔テスト界隈の人に現状を話してたら

「てか、今何か困ってる?」て言われたのを思い出しました。

  

困ってるんです。

 

自分がやってるテストが どういうレベルのものなのかも分からないし

なぜ体系化できないか

どうやったら体系化できそうか

そういう悩みを持った人たちがこの世の中にいるのか

どういう勉強をすればいいのか、する必要があるのか

 

 

わからないんです。

 

 

私の場合も まったくこの状況で(しかも、現場の状況が変わったわけではない)けども

とりあえず、仲間を見つけよう、何かの情報を入手できればと

MLに参加したり、シンポジウムに参加したり、勉強会に参加したり。。

 

1年ちょっとかけて、色んなお知り合いの方はできて

勉強することで、分からないが分かるようになる ということは分かりました。

残念ながら、肝心の勉強の進捗率があがらないのですけど・・・

 

でも、一緒に考えたり、勉強することで 今困っていることが少しずつ改善できると

確信しているので(企業規模とか色んな要因で簡単でない所もあるとは思うけど)

今の活動は間違ってないな。と最近よく思います。

 

何にしろ、ドッペルゲンガー(違)に会えて嬉しかったです(´∀`*)

 

これから、がんばろ。

 

 


 

ということで現在。

 

テストオペレーターの育成には興味がなくなりました。

テスターの育成は、遅かれ早かれやるかもしれない。

今やっている仕事の体系化にもあんまり興味はなくなったと思う。

ソフトウェア品質の体系化は理解しとかないといけないことはわかってる。

今はエンジニアやディレクターといかに品質やテストを共存できるか、やっていくかというところに力を入れたい。←ちょっとずつ進んでる気がする

テスト自動化、テストコード、探索的テスト、コードレビューこの辺のキーワードで超高速テストアーキテクトができるとカッコイイナと最近は思っています。

エンジニアとかディレクターとしあわせになりたい(もちろんお客さまに満足できるシステムを提供した上で)