自分が何かをいただくときはこれ以上がんばれないくらいがんばったときだなぁと思うなど
— リナ? (@____rina____) 2024年1月26日
ちょっと外向きにはややこしいんですが、私は今メルカリという会社の新規事業にいます。
そこでメルカリ ハロという新しいサービスをつくっているところです。
前にいたソウゾウのように、新しい会社をつくってはないんですが、組織としては同じ(すでにそれ以上?)の規模で組織があり、
今回その組織内の表彰(Valueアワード)でMVPをいただくことができました。
*1
Valueアワードは、Go Bold, All for one, Be a Pro, MVPと4つの賞があってそれぞれ一人ずつ選ばれます。(今回は特別賞みたいなのもなりました)
その中のMVPです。
メルカリグループで働いている中で、一度は賞をとってみたい憧れがあったので うれしい。
まだサービスローンチ前なので、色々言えないことが多いので、ちゃんとしたことはきっと会社のエンジニアリングブログに書けるといいなぁ。
私個人のこと
今まで私はテストする人だったり、いわゆるスクラムinQAだったり、開発のチームでテストを軸とした活動をしてきました。
今回は、JSTQBでいうところのテストマネージャーの仕事を急にすることにならざるを得なくてほとんど私はテスト実行をしていません。
ほんとに心身ともにめちゃくちゃ突っ込んで、リアルに寝ても覚めても仕事のことが頭に浮かぶ毎日だったので.
今回獲れなかったら、今後も獲れることはないなって思っています。それくらい自分史上一番やっています。
とはいえ、サービスの立ち上げに関わっている人は全員めちゃくちゃやっているわけで、そのなか中で、選ばれたことは本当にうれしくて. 逆にプレッシャーになるくらいです。
ほぼ完全リモートワーク
昨今出社傾向の会社は増えてきたと思います。
わたしたちの会社はYourChoiceという制度があり、出社も自宅も選べるようになっています。
また、会社も集まりやすい曜日をつくったりなど、みんなともあえる仕組みづくりをしています。
そんな中ですが、私は福岡に住んでいるため、東京に行く機会がほとんどありません。
また、子どもが受験生ということもあって、年明けからは完全に東京に出社しないようにしています。
世の中的に、出社しないと成果が〜という話も目にすることがあるのですが、そうでなければならないとは限らないことを表せてよかったなぁと思います。
ちなみに、みんなと会ったり話したりするのは大好きなので、行った時は夏休みの出校日くらいわくわくしています。
春になったら行くぞーーー!
顔出しをしない
リモートワークでこれもよく聞く「カメラのOn/Off」。これも私たちのチームでは自由です。
自分ルールでずっと運用していますが、基本的にカメラが自分を写しているのと、写った自分が表示されるのが本当に苦手なので基本的にカメラはOFFにしています。
初めの頃は1on1はさすがにONにていましたが、最近だとそれすらOFFです。
出社もしなければ、カメラもOFFなので動く私を見ていない人もいたりします。
その分コミュニケーションの仕方など色々気をつけていることもあるし、もともとオンラインコミュニケーションは得意な方だとは思うので
あう、あわない、得意、不得意はあると思いますが、これも選択肢としてあってもいいんだなーって思えたのがうれしいです。
Workに異動願いを出したこと 2/13 追記
私たちの会社は状況に応じて異動願いを出すことができます*2
今回も異動願いを出したんですが、そのときに、スクラムマスターで得た活動をより必要とすることや、プロセス改善(というよりつくる)ことなど自分がQAの活動をより広げて力をいれられるし、やってみたいということを理由にしていたので、その結果が出せたのがうれしかったです。
異動前のマネージャーたちに報告したら喜んでくれました。うれしい。下に書いてあるようにQAとして獲れたことを同じように喜んでくれたことがうれしいです。
QAというロールでMVPが獲れたこと
メルカリでもすでにQAエンジニアが、MVPを獲っている方もいるし、他の会社でもQAエンジニアがMVPを獲っている方は見ていたので、すごいなぁと思います。ただ、QAエンジニアがMVPを獲るのって本当に難しいと思っています。
MVPはさまざまな組織や人に関わらないとなかなか獲れないものだと思っています。そうすると、今までの自分のようにスクラムチームの中にいたり、テスト実行を中心とした活動で獲るのはなかなか難しいなと思っています。
また、QAという仕事は「テスト実行をする」と思われることも多く(それだけではないとも感じてもらっているけど、他のロールの人が「QAって何をする仕事なんですか?」と聞かれたときには、「テストをする仕事」と答えることが多いんじゃないのかな?と思っています。私も言っちゃうし).
そんな中で、テスト実行を中心としない行動をしたところで表彰してもらったのはうれしいなと思いました。
また、投票してくださった方のコメントをいただけるんですけど、「開発のブロッカーを取り除く、プロダクトの品質をよくする行動をしてくれた」. 「MTGで議論が進めやすくなる雰囲気をつくってくれる」「プロジェクト全体を鼓舞してくれる」「rinaからの指摘は怖くない」っていうようなコメントをもらえたのは本当にうれしい。
これがQAエンジニアとして表現できる形だと思うし、私だから特別ではなく、QAってそういう役割もするんだと思ってもらえるとうれしい。*3
協力会社のメンバーが投票に参加したいと手をあげてくれたこと
今回私がテストマネジメントをしていることと人が不足していることもあって、協力会社(第三者検証)のみなさんや、業務委託の方々にテスト設計やテスト実行をしていただいています。今は半数くらいがメルカリで長年いてくれるメンバーと働いているので、正直私よりメルカリのプロダクトやプロセスに詳しい人もいます。 Valueアワードは、性質上、社員で投票、表彰をするのですが、今回協力会社のメンバーから「私たちも投票に参加できませんか?」と提案していただきました。
これ、すごくないですか?
まず、長年いるメンバーがいるので「社員でするもの」とわかった上で、その上で「それでも投票に参加したい」と思うまでの意志をもってくれたこと、そんな人たちが私たちと一緒に働いてくれていることがめちゃくちゃすごいと思いました。
投票に参加したいということは、「投票したいと思うような相手と一緒に働いている」ていうことなので、その相手がQAなのか、社員の誰かなのか、協力会社や業務委託のメンバーなのか、とにかくそういう人と自分は働いているんだということの表れだと思うので、そういうできごとが起こったことが本当にうれしい。
すぐ企画運営してくれる方にその提案をあげたら、「みんなでほめまくっちゃいましょう!」とノリノリでOKがでました。やさしい世界。
過去に撮った賞のこと
10年前にWACATEというソフトウェアテストのワークショップでもMVPをいただいたことがあって、
そのときもその間の半年間はめちゃくちゃ勉強会やシンポジウムの委員をリードしてがんばってきて、そのことをポジションペーパーという自己紹介ページに、自分史上最高のデザイン(新聞風にした)でつくって選ばれました。
このときもこれで獲れなかったら、自分はこの先も獲れないだろうって思っていたので.
やっぱり自分史上最高にがんばるくらいしないと、私の場合はそういうものを獲れることはないのかもしれないです。
いやーでももうこれ以上ほんとにがんばれない〜〜〜〜