テストする人。

ソフトウェアテストってわかんない。テストとQAのゆるゆるブログ。

アウトプットの考えかた

「どうやってアウトプットしてよいかわからない」

「アウトプットすると、間違ったことを書けないし、フィードバックがこわい」

これらは、この最近で聞いた悩み。

結論を書くと、書けばええやん。そんなにみんな見てないし、
でも、意外と役に立つ

って、思っている。

といっても、わたしとか、1日に100ちょっとのビューしかないし、
全然テクニカルでも、役に立つかもわかんないような内容だし、
文章もこんななので、
そもそも目指しているレベルが違うのかもしれない。

ひとまず、わたしの考えを書いてみる。

そもそも

そもそも、わたしは知識もスキルもなくて、アウトプットとか今でもクオリティの観点でとても苦手で、
昔居た会社では、万年アウトプット評価は最下位グループだった。(ほしかったな、上位の人たちがもらっていた封筒)

いまでもクオリティは課題だと思う。
でも、このブログとかも、基本的に考えにブレもズレもないので、
自分なりに持っている考えは書いているのだと思う。

なぜ書くのか

言いたいことがあるからなんだと思う。 おしゃべりが大好きなんですよね。
おしゃべりクソ野郎ではない人も世の中にはたくさんいるのだけど、
冒頭に聞いた悩みを持っている人たちは、少なからず言いたいことがあるなぁと感じた。
ただ、うまく言葉をまとめられない、とか、どういう媒体を使えばいいかわからない。
ということかなと受け取った。

うまくまとめるなら、論文を書くとか、クリティカルシンキングを学ぶというのもあるだろうし、

そもそも、うまくまとめる必要すらない場合もある。Twitterもブログの一部もそうだと思う。
慣れという訓練でもよくなるとおもう。

筋トレと一緒なんだろうな。
一緒かな?

フィードバックはこわくない

まず、うまくまとめなくてもよいもの(Twitterとかブログの一部)は、そもそもフィードバックはほとんどこない。
独り言と思っちゃえばいいとおもう。
といっても、誰かを傷つけないものであることは心がけたい。

でも、本当に目に止まることすらないのだろうなとビューを眺めていると感じる。こわくないよ。

次に、ある程度フォーマルなもの。
所属名をつけて公開するものや、誰かのためのもの、技術などの見解を書いたものなど。これは、何らかのフィードバックを受けるかもしれない。

でも、いままで怖い指摘は受けた記憶はないと思う。
おそらく、サイレントクレームが多いのではないかなと思っている。
こいつ中身ないなと思われたとしても、わざわざ書かれるほどでもないんだろうなぁと。
ほってんとりに乗るような人だときっと大変なのだろう。

とはいえ、未然に防ぐために、先にレビューが必要かもしれない。

所属名を出すようなものや、発表資料や、心配なことがあるときはレビューを出すようにしたり、所属機関のプロセスがあったりする。

レビューアーによっては、本当に傷つくし、げんなりすることもあるけど、だいたいは、未熟なレビューアーだからだったんだなーと思う。

ほとんどの場合、レビューしていただいて、勉強になったし、自分が本当に言いたいことが何だったのか考えなおす機会になっている。
なにより、レビュー文に感動して、それが今のQAの活動の役に立っている。

アウトプットの適切な場所は?

本当にこわいなら、最初は誰も見ないプライベート環境でよいと思う。
それで、こっそり誰かにみてもらうとよい。

そのうち、できるだけ外に見せられるものは、外に置くとよいとおもう。

機密事項があるものは社内の共有場所に。
加工すれば外の一定のメンバー(例えば権限付きのFacebookや、Slackチームなど)にだせそうならそういう場所に。
私は、社名や団体名や個人名を出したいときなどにそうしている。
それすら必要なければ、こういうブログに出している。

できるだけオープンにしておくと、のちのち自分が楽になる。
そんなに秘密にしないといけない情報はないことがわかる。

で、結局どうなのか

アウトプットは、
自分が持っている情報の整理、共有ができる。
その情報が、次のアクションのキッカケになる。
人からのフィードバックで、成長の機会が得られる。

かなと思います。

■追記

WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その⑥

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テストの組み立て方 中村 仰志 氏

www.slideshare.net

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テストの組み立て方

いよいよ、今回のワークショップの本丸のための事前セッションです。 この辺から、お絵かきに疲れがみえている・・・

ここでは、ワークをする前に知っておきたい知識であったり、 ここで、身につけて、ワークに取り掛かってほしい。という趣旨のセッションだったと思います。

[ワーク]テスト計画・テスト設計 朱峰 錦司

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きんちゃんやばい

f:id:underscore42rina:20190702100915p:plain きんちゃん天才か

テスト界隈でも有数の(若手)プレゼンターの 朱峰さんのセッションはすごかった。 久しぶりにみたけど、もう動画撮りたかったよね。天才か。

ここが肝心のワークなのですが、お外に出せるものがない・・・たぶん。

今回は朱峰さんがまじで作ったシステム(このためにワーキンググループ10グループの、インスタンスまで立ててた)を使って テスト計画〜テスト実行まで、やりきりました。すごい。こわい。

ただ、テスト設計(テスト計画〜テストケース作成)は4時間(×6人)、テスト実行は30分(×6人)という制約つき。こわい。

仕様書もシステム仕様書、画面仕様書、API設計書が用意されていました。 この日はどのようなテスト計画にして、テストケースまで落とし込んでみよう。ってことでした。

わたしたちのチームでは、3色ボールペンを使って、仕様書の懸念点を洗い出したり(ごめんなさい私3色使ってないし、なんか戦略妄想してました) マインドマップで仕様などを整理してくれる方がいたり それぞれの割り振りを割とサクッと決まっちゃって、なんかいい感じに時間内にテストケースまで落とし込めました。 (というか、わたし、全然テストケースなくて大丈夫なんだっけ?ってなった。大丈夫なんだっけ?)

WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その⑤

前の記事はこちら underscore42rina.hatenablog.com underscore42rina.hatenablog.com underscore42rina.hatenablog.com underscore42rina.hatenablog.com

ここからプログラム順じゃなくなります。

招待講演:テスト計画の立て方 中野 直樹 氏

www.slideshare.net

最後の講演は、中野直樹さんによる「テスト計画の立て方」です。

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招待講演
はじめに、実行委員からの紹介がありました。
今回の講演のキッカケは、JaSST'17 Kyushuの基調講演とのこと。

これ、わたしがお願いした講演だったので、本当にうれしいです。
そして、今回の招待講演を拝聴できてほんとによかった。TL見るだけだったら苦しくてTwitterアプリアンインストールしていたかもしれない。

まず、テスト計画は「道」であることを説明されていました。
道とは「華道」や「茶道」のような「道」であること。
日々の積み重ねでできるものだし、プロジェクトは同じというものはないので、流用するということはできない。といった話をされていました。

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テスト戦略をどうやって考えているか

レシピを例に、まったく同じレシピを見たとしても、できあがりは作る人によって違うというお話しをされていました。
できあがりは作る人のスキルであったり、感覚であったりするとのこと。
これはテスト計画も同じことが言えて、やっぱり当人のスキルや感覚で、できあがりがまったく違ってくるとのことでした。

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アプローチを考える、テスト計画で語らないこと、7Rules
テスト計画で語らないコトとして、バックキャスト、すなわち、そのプロジェクトのゴールから考えるとよいというお話しをしていました。
ゴールから考えると、テスト計画でたてたスケジュールや、タスクやアプローチに無理がないかわかるようになるそうです。

また、見積りの基準を自分自身の感覚で持つことも大事だとお話しされていました。

最後に、中野さんご自身の7Rulesについて紹介しました。ちなみに7Rulesはフジテレビ系で放送されているTV番組です。

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Q&A
講演の最後に質疑応答がありました。
ここで、「7Rulesの中でも、1番大事だと思うものは何ですか?」という質問に
「6番目の【無理と思ったらなおす】を1番大事にしている」と答えていました。(ごめんなさい、このあとにも説明してくださってましたが忘れちゃった)

他にも「インサイトをわかるコツみたいなのはありますか?」という質問に
「基本的に人を見ている。人をみるときに、そのときの温度であったり、当事者意識がありそうな感じかどうかなどをみている」と答えていました。

このセッションのつぶやき

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WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その④

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BPPセッション ≪WACATE2018 冬 BPP受賞者≫様

speakerdeck.com

次は前回のBPP(ポジションペーパーでもっとも加速してんなって選ばれた人)のセッションです。
かりあどさんは、開発者で、開発者視点からみたテストの重要性についておはなしされていました。

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このセッションの後半でSwiftを使って、どのようにTestable?あれ、違うかな。テストしやすい設計をしていくかという 説明をしてくださいました。
机上の学習では、スタブを使うんだよね。みたいな知識はあっても、
実際にBefore、Afterのコードを例に説明してもらえるのは、すごくよかったです。
コード書くのって大変。でも、これで楽になるはずなんだ。

このセッションのつぶやき

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WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その③

前の記事はこちら underscore42rina.hatenablog.com underscore42rina.hatenablog.com

ポジションペーパーセッション 常盤 香央里 氏

f:id:underscore42rina:20190617095256j:plain 次は常盤さんによるポジションペーパーセッションです。
まず、ご本人のポジション表明がありました。

その後、セッションの目的の説明がありました。このセッションの目的は次の4つです。

  1. 雰囲気になれる
  2. 話すことになれる
  3. 顔見知りを増やす
  4. メンバーを知ろう

いよいよ参加者が参加時に作ったポジションペーパーを使って、グループでポジション表明(=自己紹介)をします。
1グループ6名全員がポジションペーパーを使って自己紹介をしました。

軽くふりかえりをしたあとで、次のグループの席替えがあります。
(毎回恒例です。前もって席は実行委員が決めています。この席替え後のグループで二日間のグループワークをするのです)
ここで、このグループのメンバーの置き土産として「前が見やすいようにできるだけ外側の席に座った方がいいよ」って言っておきました。
ナイスです。わたし。
ただ、わたし、柱があるのを考慮してなくて、ちょっとだけホワイトボードの罠にはまりました。

2度目のポジションペーパー発表のあとで、このグループのガイドラインを考えました。
まず、どんな雰囲気のグループでいたいか
そのためにはどんな行動をするか

わたしたちのグループでは、「楽しくしたい」(だったかな、ちょっと違ったかも)をモットーにしました。
で、ここでできたか忘れたんですけど、後述する「最高のソリューション」を作っちゃったのです。

WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その②

前の記事はこちら underscore42rina.hatenablog.com

オープニングセッション 風間 裕也 氏

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最初のセッションは風間さんによるオープニングセッションです。
今回は久しぶりに定員(60名)満席になったそうです。すごい。

わたしは4年ぶりの参加だったのですが、当時は割と定員になっていたので、あの頃はお盛んだったのかもしれないですね。

前述のようなWACATEとは、の説明などをされていました。
ここで、このワークショップならではの決まり(モットーかな?)を以下のように説明されていました。

  • 若手が主役であること
  • 若手(ではない)方は、若手の方々をあたたかく見守ること
  • このワークショップでは自ら行動することを大切にしていること
  • このワークショップは、参加者も講師も実行委員も主役であること

このセッションを見て、スライドや説明のところどころに、参加者のみなさまが快適にすごせるための配慮が記載されていて
すごくよいなぁと思いました。 (たとえば、テンションあがりすぎちゃって、守秘義務話しちゃだめだよ。とか。当たり前っちゃ当たり前なんですけど
ほんとテンションあがっちゃって、うっかりしちゃうかもしれませんよね。若手ならではともいえる)

また、今回4年ぶりの参加と書きましたが、なんか4年の間にすごく参加者層がかわっていたのにびっくりしました。
前はメーカー系や組み込み系が多いイメージだったのですが、
今は、Webユーザー企業、ゲーム、第三者検証が目立っていたように感じました。
また、女性の参加率や若い人(いわゆる平成生まれ)が多いこともびっくりしました。

このセッションのつぶやき

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WACATE 2019 Summerに行ってきたよ その①

全部書いて出そうと思ったけど、なんか終わりがわかんなくなったので、書いたやつから出すことにしました。よ。

Wacateって何よ

Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers:内に秘めた可能性を持つテストエンジニアたちを加速させるためのワークショップです

Togetterとかも見るとよさそうです:

togetter.com

場所

神奈川県
マホロバマインズ三浦(羽田空港からもなにげに旅行感)

1泊2日の合宿形式で行われます。

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ワークショップ会場から見える景色(二日目)

参加者

35歳までを若手といい、参加料も異なります。
35歳以下 :¥24,000
36歳以上 :¥27,000

参加登録のハードル

ポジションペーパーを書かないと参加申し込みができない。なにげにハードル高い(最終日に書き上げて参加登録した)

プログラム

10:00 – 10:20 オープニングセッション       風間 裕也(WACATE実行委員会)
10:20 – 11:35 ポジションペーパーセッション   常盤 香央里(WACATE実行委員会)
11:35 – 12:05 BPPセッション             ≪WACATE2018 冬 BPP受賞者≫様
13:05 – 14:05 テストの組み立て方         中村 仰志(WACATE実行委員会)
14:05 – 17:00 [ワーク]テスト計画・テスト設計 角田 俊(WACATE実行委員会)
18:50 – 20:55 ディナーセッション       (WACATE実行委員会)
21:20 – 23:00 夜の分科会            (WACATE実行委員会)

2日目
 9:00 – 9:30  モーニングセッション:SeleniumConf Tokyo 2019 参加レポート    越中谷 郁美(WACATE実行委員会)
 9:30 – 10:30 [ワーク] テスト実行準備・テスト実行  藤原 洋平(WACATE実行委員会)
10:40 – 11:40  ワーク結果分析           朱峰 錦司(WACATE実行委員会)
12:40 – 13:45  ワーク成果発表・講評               並木 正典(WACATE実行委員会)
14:20 – 15:50  招待講演:テスト計画の立て方        中野 直樹 様
16:00 – 16:30  クロージングセッション               藤原 洋平(WACATE実行委員会)

次から、各セッションを書いたり書かなかったりします